なぜ広告代理店にとってキュレーションが重要なのか?
Andrew Hayward-Wright
VP Media Operations
2025/12/17

無駄を排除すること。
キュレーションにより、透明性・品質・スピードを両立したスマートな取引が可能となり、オープンウェブでのパフォーマンス向上につながります。
プログラマティック広告のエコシステムについて、断片化されていて、必要以上に複雑で、ときに不透明にであると感じています。きっとみなさんも同じように感じたことがあるのではないでしょうか。
広告代理店は、無数のSSPや次々と生まれてくるPMPのなかで、「すべてのインプレッションが真の意味で効果的かつ効率的であること」を証明するよう、広告主からますます強いプレッシャーを受けています。
その一方で、上昇するコストと縮小の一途をたどる予算のなかで、代理店は「より少ないリソースで、より多くの成果を出す」ことが求められ、同時に品質と透明性も担保しなければなりません。……なかなか大変な状況です。
しかし、良いニュースもあります。このような困難な状況下でサポート役として機能するのがキュレーションです。
キュレーションは、端的に言うとエコシステムのセルサイド側に位置しており、パブリッシャーやサプライパートナーが、高品質でプレミアムな広告在庫に、データやコンテキストを掛け合わせ、透明性が高く、高いパフォーマンスを生み出す広告機会としてパッケージ化する仕組みです。
これは従来のプログラマティックバイイングの一歩先をいくアプローチであり、広告在庫を絞りこみ、付加価値をつけることで、代理店がクライアントのKPIに沿った独自のマーケットプレイスを提供できるようになります。結果として、サプライチェーンの品質向上、配信メディア効率の改善が実現します。
― 魅力的ですよね?
キュレーションの本質は「シンプル化」にあります。
メディアバイヤーがPMPを一つひとつ交渉する代わりに、キュレーターがSSPとDSPの間に立ち、テーマ別にパッケージされたDeal IDを事前に構築します。
例えば、以下のようなテーマが挙げられます。
・季節(例:新学期シーズン)
・業種(例:自動車関心層)
・戦略(例:高アテンション環境)
代理店のみなさまは、これらのキュレーションDealを活用することで、複雑さが軽減され、何度も同じ作業をする手間が減り、貴重な時間をより重要なプランニングに費やすことができます。
しかし、メリットはそれだけではありません。キュレーションは時間を節約するだけでなく、品質そのものの向上にも繋がります。ブランドセーフでプレミアムな在庫を保証し、アテンション指標を組み込んだDealを構築することも可能です。また、AIを活用したスマートキュレーションにより、低品質なプレースメントは排除され、高品質なインプレッションだけが広く提供されることになり、オープンウェブでの安全性、効率性、そしてリーチ改善につながります。
この高度なアプローチにより、広告主は単なるドメインリストに留まらない新しいオーディエンスをスケールをもって獲得することができ、そして何より、「プレミアムなオープンウェブ」を取り戻すことができるのです。
オープンウェブがブランドセーフで安全な環境になることで、広告主は再びディスプレイ広告への投資を安心して拡大することができ、パブリッシャーは新たな収益機会を得ることができます。キュレーションは、プライバシーに配慮したファーストパーティデータのマネタイズ手法でもあり、在庫のコモディティ化に対抗するための、有効な打ち手となります。
状況は、確実に良くなっています。
SeenThisでは、このキュレーションをポートフォリオに加えられることをとても嬉しく思っています。すべてのキュレーションDealには、SeenThisのアダプティブ・ストリーミング配信が組み込まれており、メディアの活用が簡単になるだけでなく、広告自体が瞬時に読み込まれ、高いアテンションを獲得し、データの無駄も削減されます。
代理店にとっては、よりスマートな広告在庫へのアクセスと高性能かつサステナブルな配信技術、両方を一度に手に入れることができるのです。
キュレーションは、効率・品質・成果のバランスを求める代理店にとって、今や欠かせないツールになりつつあります。そして、正しいパートナーと組むことにより、ノイズを取り除き、より良い広告体験をシンプルに実現することができるのです。
*この記事は、2025年12月17日にSeenThis から発表された記事の意訳版です。


