オープンウェブを味方に。
Hannah O’Neill
VP Sales EMEA
2025/11/25

ここ数年の間で、多くのマーケターは、広告予算のオープンウェブから、SNSプラットフォームやリテールメディアネットワークといったウォールドガーデンへの移行を進めています。理由は明確で、こうした環境下ではターゲティングや計測、そしてエンゲージメントの獲得という理想的な手法が揃っていること、さらにかつて一時期は「プレミアム」と考えられていた文脈 - すなわち、友人やクリエイターによる個人的でソーシャルなコンテンツ - の中に広告を配置できると考えられていたためです。しかし今日では、そうしたフィードは使い回しされたトレンドやAI生成コンテンツであふれ返っているというのが実状です。
ここで重要なことは、「大手SNSプラットフォーム=プレミアム」という前提は、実は誤りである、ということです。
SNSプラットフォームが人気を得た理由は、データ、スケーラビリティ、そして強力なコントロール機能によるものです。必ずしも優れていたというわけではなく、「優れているように見せるのが上手」だったと言えるかもしれません。すべてが非常にシンプルで - ログインは一度だけでOK、1つのダッシュボードで操作が完結、即座に結果を確認可能 ─、広告主にとっても魅力的でした。一方、オープンウェブは長らく「ごちゃごちゃしていて複雑」な印象を持たれていて、たとえオーディエンスやコンテンツの質が高くても軽視されがちでした。
しかし、問題はオープンウェブそのものではなく、「戦略」にあると言えるでしょう。
実際、The Trade Deskによると、消費者はオンライン滞在時間の約61%をオープンウェブで過ごしており、ウォールドガーデンの39%を大きく上回っています。さらにMeta社も、広告費が徐々にウォールドガーデン外へ流れ始めていると語っており、少しずつ勢力図が変わりつつあると言えるでしょう。
私は、オープンウェブには計り知れない価値があると考えています。オープンウェブは質の高いジャーナリズムと独立系パブリッシングを支える基盤であり、多様な声と表現の自由を守る空間そのものです。ウォールドガーデンやアルゴリズムによる閉じた情報空間が支配力を強めているデジタル社会となりつつある今、オープンウェブを支援することは、健全で透明性のあるインターネットを支えることを意味します。
実際に、オープンウェブは適切にアプローチすることで、プレミアム且つ高いエンゲージメントに繋がる広告体験を他のプラットフォームにも匹敵する形で提供することが可能です。The Trade Deskの Sellers and Publishers Report によると、上位500のデジタルパブリッシャーがオープンインターネットの広告収益の約50%を占めており、質の高い環境がいまも大きな価値を持っていることが証明されています。
この業界は長らく、インサイトとデータに過剰にフォーカスするあまり、クリエイティブの重要性が置き去りにされていた節があります。データドリブンマーケティングが重要であることは間違いありませんが、適切な消費者にリーチできても、そこで提供する顧客体験があまりよくないものであっては意味がありません。
業界にとって大きな課題のひとつはクリエイティブの配信方法でした。SNSプラットフォームに最適化された動画フォーマットは、その文脈から離れると、ぎこちなく見えたり、場違いに感じられたり、読み込みに相当な時間がかかることがあるからです。
しかし、解決方法はあります!
SeenThis のアダプティブストリーミング技術なら、動画広告によってページに負荷がかかり、コンテンツが表示されずにユーザーが真っ白い画面を見つめ続けるような状況にはなりません。動画は即時に読み込まれ、きちんと再生され、表示される環境に自然に溶け込みます。実際に、SeenThis を利用した企業は アテンション獲得時間(attentive seconds)が70%向上 しています。
これはもはや、すべてを変える、と言っても過言ではないでしょう。
動画がより良いパフォーマンスの足かせにならず、ファイルサイズの制限がない世界では、オープンウェブはブランドにとって以下のような、まさに理想的な場所になります。
ウォールドガーデンを超えて、広いオーディエンスにリーチできる
信頼性の高いメディア環境で、TV CMのように高品質なクリエイティブ体験を提供できる
実際に広告が読み込まれ再生されることで、動画の読み込みが遅いことによって失われていた無駄なインプレッションを削減できる
結果として、アテンションの向上、より良い成果、そしてより効率的な予算運用につながるのです。
Seedtag の調査では、消費者の74%がウォールドガーデンよりもオープンウェブ上の記事を信頼すると回答しており、それはかつてないほど明確になっています。
適切な技術があれば、オープンウェブは「最後の選択肢」などではなく、むしろ、最も強力なブランドストーリーテリングの舞台となり得るのです。
SeenThis が、それを実現させます。


